Diary(日記)

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2007年8月18日

食事について考えてみる。
記事の編集
岡山は連日37度の暑い日が続いています。
またまた久しぶりの日記となってしまいました(笑)

今回はちょっと食事に関して考えてみました。
カイロプラクティックや健康に関わるようになって(勉強するようになって)そろそろ14年ぐらいになろうとしています。

14年も関わっていると栄養の専門家でなくても少々詳しくなってきます。

患者さんからも何度となく食事のことや栄養素の質問がありますが、簡単にまとめたいと思います。

■まずはビタミンやミネラルについて!!
最近では薬局やコンビニでも栄養補助食品としてのビタミンやミネラル・アミノ酸などを見かけます。また特保(特定保健用食品)などの食品や飲料も、何処でも見かけるようになりました。

しかし本当に効果があるのでしょうか?
答えは「ほとんど飲んでも飲まなくても一緒」としか言えません(笑)

まず大前提としてビタミンやミネラルは天然から抽出させたものほど身体によく働きます。
現在、日本で売られているビタミンやミネラル、アミノ酸はほとんどが工業的(人工的)に合成された物です。
企業は原料となる物はコストを下げるために、人工的に合成された物を使用しています。人の手が加わった物の方が安くできるとは皮肉なことですが事実です。
また天然の物から抽出した物でも精製された食品と同じように身体にとっては極端に働きますので効果があるときもあれば有害に働くこともあります。

人工的に作られ精製された物の代表は「薬(薬品)」ですね。
例えば鎮痛剤は神経を麻痺させ、ある特定の痛みには魔法のような効果がありますが、身体にかかる負担なども大きいです。

マフェトン理論でも精製された食品、加工された食品は採らない方が良いとされています。

それからビタミンやミネラル・アミノ酸は、そのものだけで働く事はなく、消化吸収される課程で様々な栄養素・酵素・ホルモン・特定有機構成要素(ファイトニュートリエント)などと一緒に働きます。また消化吸収され身体の活動に現れるには、身体本来の能力・働き・健康状態などに左右されます。

なので採るなら天然から抽出された物をお勧めしますが、複雑な身体の働きを考えると・・・・・(笑)


■次に糖質(甘い物)
来院されるほとんどの患者さんに「糖質の採りすぎですよ」と言っている(笑)
そしてマフェトン理論の説明をすると「あの先生の所に行くと『甘い物をやめなさい』と絶対に言われるよ!!」という噂まで流れるくらいにまでなりました(笑)
光栄です!!(笑)

しかし「マフェトン理論イコール糖質を摂取しない」ではありません。
また、ほとんどの患者さんに「糖質の採りすぎですよ」と言っているのは、ほとんどの患者さんが糖質を採りすぎているからです(笑)

マフェトン理論では糖質:タンパク質:脂質のバランスは4:3:3です。これだけを見ると糖質が一番多く摂取しないといけないように見えますが、実際の食事を見ると7〜8割が糖質に偏っている人がほとんどです。

それでは本題に(笑)
糖質も消化吸収されエネルギーになるまでには様々な酵素やビタミン・ホルモン・栄養素が必要になってきます。
膵臓から分泌されるインスリンは糖質の吸収過程の一部でしかなく、血糖値をコントロールしています。
しかしこの血糖値やインスリンの働きをコントロールするだけでも、膵臓だけでなくほとんどの臓器にとって病気のリスクを下げる事ができます。

また副腎からは「糖質コルチコイド」というホルモンが出ていますので、糖質を過剰に摂取することは副腎へのストレスも増大させることにもなります。

それからビタミンB6の働きも忘れてはいけません。
糖質を分解・代謝していく課程で多量のビタミンB6が使われます。ビタミンB6は神経の働きにも関わりますので、糖質を分解・代謝していく課程で多量のビタミンB6が使われてしまいますと、神経系の働きも悪くなると言うことになります。

その他、炎症・睡眠・妊娠・無酸素運動にも糖質の過剰摂取の影響がありますが、長くなりますので今回は省きたいと思います。


■次に特定有機構成要素(ファイトニュートリエント)の働きについて
このファイトニュートリエントについては最近になって注目され始めた微量の栄養素ですが、少量でもビタミンなどの栄養素より数十倍の働きがあったりいたします。
代表的なのは、βカロチン、イソフラボン、システイン、リコピン、リモネン、など現在まで25000種類のファイトニュートリエントが発見されています。
中には聞いたことがあるのもあるかもしれませんが、これも全てが発見され効果が解っている物はなく、未だに効果がハッキリと解りません。
それは種類が多いのと、同時に摂取したときに働きが多様に変化するからです。

しかしこの働きは人類が昔から上手く使っている物です。例えば漢方薬の働きとか、カレーのスパイスの働きとか発酵による働きとか、昔から「身体にいい!!」と言われる野菜や食品には多量に含まれています。

ではどのような物に多く含まれているかというと、色鮮やかな食品、色の濃い食品、香りの強い食品、苦みやえぐみ・灰汁の強い食品には多く含まれています。
そして改良などをしていない有機野菜などには多く含まれます。また熱にも弱いので、できれば生に近い方が良いようです。

その他、油(オリーブオイル)、水分(実は一番大事かも)などもしっかり多く摂取することをお勧めしています。

簡単に説明しようと思いましたが長くなってしまいました(笑)

まとめると
◎ 企業の甘い言葉に騙されるな!!
◎ 栄養補助食品は効果があるのかどうか解らない
◎ 栄養補助食品を買うよりは、ファイトニュートリエントが多く含まれていそうな食品を買いましょう
◎ 野菜は彩り豊かに買いましょう。
◎ 糖質を減らし、良質の油(オリーブオイル)を新鮮なまま(火を通さず)摂取しましょう
◎発酵食品はなんでもしっかり食べましょう。特に臭い物は効果が高い!!
◎ 水はのどが渇かなくても15分おきには飲むようにしましょう。
◎ 簡単に薬を飲むのはやめましょう。

あきひろ





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