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2005年10月2日

中国地区立ち上げセミナー
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今日はJAC中国地区立ち上げセミナー

日程は決まっていたが内容が決まらず、また岡山で初めて開催するのでバタバタとしてしまった。

講師に村上佳弘先生を招いて前半は「カイロプラクティック業界」について、後半は「生体力学」について。大変興味深い内容だった。

「業界」というのは何のためにあるのか!!。このことについては様々な各先生により考え方はあると思うが、僕はカイロプラクティックの「存在意義」だと思う。
 何のために「カイロプラクティック」が存在しているのか?
その存在意義を明らかにするためだと思う。カイロプラクティックも誕生して100年以上の歴史があり様々なテクニックや考えが生まれたが、現在まで存在し続けたのには「理由」があるはずである。

日本にカイロプラクティックが紹介されたのが大正時代と言われて今日まで様々な紆余曲折を経て現在に至っているが「存在」している。必要ないものであれば淘汰されていてもよいとは思うが、「存在している。
 それではその「存在理由」とは何なんだろう。
そんなことをセミナーの内容とはかけ離れたところで考えさせられた。
 日本ではまだ「カイロプラクティック」という業種は公式には認可されていない、しかし必要とはされている。
 
日本では、まだまだカイロプラクティックはマイノリティの分野だが一人一人が「業界」というものや「カイロプラクティック」を作り上げていかないといけない。

後半は「生体力学」について
先月、「RMIT10周年記念講演」で石川光男先生が発表された内容(「存在」を見る目と「つながり」を観る目)を絡めての講義。

人間の「動き」はいろいろな構成運動から成り立っており、見方が違えば理論も様々だ、が!!そこから「つながりを観る目」を持たなければ「原理原則」が見えてこない。

地球上で人間(物体)が運動するには1.筋力 2.重力 3.慣性力を基本的には考慮しなければならない。
今回のセミナーで一番印象に残ったものの一つは、3つ目の「慣性力」を制御するために全筋力の6割を消費していることだ。
 運動を起こすためではなく、その運動を制御するための筋力が6割必要とは驚きである。
 それから二つ目は、意拳をしていれば当たり前のことだが、人間が立って(立位)いるには筋力ではなく、「構造の力」と言うこと。今までは大腿四頭筋とかはむストリングが大きな力を発揮していると思われていたが、実は「腸腰筋」が持続的に活動している。
 このことについては注釈が必要だが、この「腸腰筋」は、人間が考えて(思考して)「働かしている」のではなく、構造(ここでは立位という姿勢)の安定を保つために「ただ働いている」のである。

それからもう一つ、ある脊椎原性疾患(腰痛など脊椎に関わる病気)を得意とする大学病院では、慢性腰痛症の6割が「うつ病」と診断されている。もちろん患者本人には言わないだろうが、出されている薬は「精神科」で出されている薬と同じだそうである。
 このことは「慢性腰痛」=「うつ病」というわけではないが、整形外科や病院では「痛みの原因が分からない」ということである。
 確かに慢性腰痛は構造的診断(画像診断)また他もろもろ病院で行われる検査では原因は突き止められないであろう。だが安易に「うつ病」と診断するのはどうかと思う。
 慢性腰痛や様々な「痛み」は「構造的」「神経生理学的」「運動学的」「精神学的」などの様々な理由や側面がある。だが一つの側面だけを見て、鬼の首を取ったように「診断名」を付けるのには納得がいかない。
 「つながり」を観る目が必要となるだろう。

カイロプラクティックがカイロプラクティックであるため、その存在価値があるにはこの辺だと思う。

明宏

 




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