Diary(日記)

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2005年6月16日

記事の編集
 先週、いつもお付き合いをいただいている眼科の先生のところへ行った時に、目には異常はないが、ふらつきがある患者の話をしていた。そのふらつき方も異常で、手でバランスを取るようにしないと歩けない症状だ。先生曰わく「目が見えない人でも、ここまでふらつかない」そうだ。そこで先生は「普通のふらつき方ではない」と診断し脳神経外科に患者を紹介した。

 今週、お伺いした時にその患者の結果を聴くと。Arnold-Chiari malformation(アルノルド・キアリ奇形)と脊髄空洞症を発症していた。
 Arnold-Chiari malformationは水頭症などで頭蓋内圧が上がり、小脳などが頭蓋底陥入などを起こし眼振など様々な症状を引き起こす。小脳が圧迫されるとバランス感覚も阻害され、ふらつきなどの症状も出てくる。

このケースを聴いて、ホントに的確な診断は重要になってくると思った。

 私も開業して9ヶ月になるが、まだまだ患者も少ない。しかし、他の医療機関を紹介した患者は5人いる。
 もちろんカイロプラクティックなので医療的な鑑別診断は行えないが、治療してもよいかどうかの鑑別、判断はしていかないといけない。
 ほとんどのケースの場合、カイロプラクティックの施術が緊急を要する場合はほとんど無く、基礎的な疾患の可能性がある場合は、他の医療機関への紹介が義務である事は当然である。
 その方が患者さんの利益になる。

 国際基準の教育を実践するには、まず安全性である。
この先生のケースを頭に刻み込んでおきたい。

明宏






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