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2006年2月3日

エアロビック運動の誤解
記事の編集
オフィスでの栄養、運動などの指導は主に「マフェトン理論」を参考に指導している。何故かというとそれが今までいろいろ見てきた中で一番身体にとって「自然」で有効だからだ。

指導している事は簡単な事だが、それにはとても奥深いバックグラウンドが存在している。そのことを前回のセミナーで体認(笑)したのだが、その前に運動や生理学的な事を誤解して理解してしまっている事が非常に多い。
今日はこのことについて書いてみたい。

まず、「エアロビック運動」についてだが、一般的には「ゆっくりした運動」「呼吸をしながらする運動」「運動をしても呼吸が乱れない運動」など、ウォーキング、スイミングなど身体全体を使った運動と認識されているが、全て間違っている(笑)
 スポーツジムなどで行われている「エアロビック」というものも同じだ。あれでは「エアロビック」ではなく「アネロビック」で脂肪は燃焼しない。

ゆっくりした全身を使った運動もウォーキングもスイミングも人によってはエアロビック運動(有酸素運動)にもなるしアネロビック運動(無酸素運動)にもなりえる。

本来のエアロビック運動は、その人の生理学的な状態に深く関わり合いがある。
どの様な運動をしてもエアロビック運動になるかアネロビック運動になるかは、肺におけるガス交換に関わり呼吸商(RQ)を基準とする。
 簡単に説明すると[吐いた二酸化炭素(CO2)]/[吸った酸素(O2)]となる。
この値が1に近づけば近づくほどアネロビック運動になり、小さければ小さいほどエアロビック運動になる。

もし自分自身の正確な値を知りたい場合は、プロスポーツ選手が行っている、マスクを着けトレッドミルの上で運動し最大酸素摂取量(VO2max)などを測定しなければならない。
しかし、この方法は現実的ではない!!
アマチュアもしくは日常生活をしている一般の人が、この私設を利用出来る機会は非常に少ない。

そこで心拍数を利用するわけである。心拍数は身体の自律的な作用なので機能的、生理的、化学的(栄養)などによる反応が出てくる。いわば身体の健康状態の指標にできる。
それでいて、簡単に測定もできる優れものでもある。

スポーツ用品店に行けば簡単にウォーキングやスイミングをしながら使える「ハートレートモニター」も手に入る。
マフェトン理論はハートレートモニター無しでは語れない。
例えばランニングしている時に現在の心拍数が知りたいと思った時にハートレートモニターがあればその時の心拍数がすぐにわかるが、無いと立ち止まり、指で心拍数を数えながら目で時計を見て一分間の心拍数を計算しなければならない。
この自分自身で計る方法は誤差(±10)も多く、リアルタイムでの計測はできない

マフェトン理論が優れているのは、誰でも簡単に測定でき、かつ実践的、現実的な理論だからだ。

エアロビック運動をするにあたり、一番の誤解は「これぐらいは私にとってのエアロビック運動だ」という思いこみだ。

現在書店などに並んでいる「体脂肪を・・・」とか「やせる・・・」など様々な書籍・ムック本があるが、マフェトン理論以外はどれも当てにはならない。
何故かというと一番大事な「体脂肪が燃焼する」事と「健康増進」という事がわかっていない。
この両者は同出にして名を異にす。by老子(笑)

明宏




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